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出っ歯は誤嚥性肺炎を引き起こしやすい

出っ歯であることは、さまざまな弊害を生み出します。まず誰でも知っているのが審美障害です。

 

前歯が前方へ突出しているだけでも、顔の印象はかなり異なってくるものです。

 

アニメのキャラクターやタレントでは、出っ歯を逆に自分の売りにしている場合もありますが、それは非常に稀なケースです。

 

その他、出っ歯によって口臭が増したり虫歯になりやすくなるという弊害もあるのですが、意外に知られていないのが誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)です。

 

なぜ出っ歯で誤嚥性肺炎が誘発されるのか不思議に思うかもしれません。もちろん、出っ歯であることと肺炎が直結するわけではありません。

 

あくまで出っ歯が一つの要因となって、誤嚥性肺炎を発症させる可能性があるという話です。

 

では一体、どのような仕組みで出っ歯が肺炎を誘発するのでしょうか。

 

誤嚥性肺炎とは?

まずは誤嚥性肺炎について説明します。

 

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液が誤って気管へと入り込んでしまうことから発症します。

 

本来、正常な人の口腔では食べ物をよく咀嚼して飲み込み(嚥下)食塊が食道へと流れ込むことで食物を摂取します。

 

けれども、どんな人でも時折、誤って食塊を気道へと流し込んでしまうことがあります。

 

これを誤嚥(ごえん)と言います。

 

大抵の人は、そうした状況下では咳をして食塊を吐き出すか、食道へと戻します。しかしながら、上手く戻せなかった場合には、気道から肺へと食塊および唾液等が到達してしまうことがあるのです。

 

到達した食塊なりが清潔なものであればまだ問題ありません。仮に肺に入ってしまったとしても、時間をかけて分解してくれます。

 

けれども、この食塊に細菌が含まれていたとしたら、いとも簡単に肺炎を引き起こしてしまうのです。

 

これが誤嚥性肺炎の仕組みです。

 

誤嚥性肺炎と出っ歯のつながり

ここからは、この誤嚥性肺炎と出っ歯のつながりについてです。

 

食物を食べるさいに、前歯と奥歯はとても重要な役割を果たします。前歯は食物を噛み切る時に使い、奥歯は食物をすりつぶすのに使います。

 

この両方がきちんと機能して、初めて摂食嚥下という口腔機能を完了することができるのです。

 

けれども、出っ歯では前歯の機能を正常に果たせない場合が多数存在します。そもそも前に出過ぎている出っ歯は、下の前歯と噛み合っていないため食物を噛み切りにくい状態にあるのです。

 

その結果、適切な食塊を形成できず誤嚥を招きやすくなります。

 

また、出っ歯は口腔内を乾燥させるため細菌の繁殖を助長してしまうという特性もあります。これらの理由から、出っ歯は誤嚥性肺炎を引き起こしやすい状態にあると言えるのです。

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